輸入検疫における防除の目的は、海外からの植物類に付着してくる病害虫をいわゆる水際で完全に防除することにより、我が国へ海外から病害虫が侵入することを防止することにあります。
国際植物防疫条約では、各締約国が植物の病害虫の国境を越えての侵入及び蔓延の防止に関する国際協力について規定しており、我が国もこの目的に沿って必要な検疫措置を「植物防疫法」で規定しております。
現在、輸入植物に付着してくる害虫の消毒方法としては、大量貨物を短時間にかつ効果的に消毒できるということから、「くん蒸」による消毒が不可欠なものとなっており、当社はこの「専門防除業者」として病害虫侵入防止の一翼を担っております。